通所介護施設「デイサービス ラスベガス足立店」の立ち上げ当初、オープニングスタッフ募集に応募したのが、当社に入社したきっかけです。それまで、訪問介護と入浴介護を4年間経験し、介護福祉士の資格も取得していたので、それを活かした仕事に就きたくて就職先を探していました。足立店は自宅から徒歩3分ほどの距離で、ちょうどいいと思ったのですが、実はそのときはオープン前だったため、「デイサービス ラスベガス」という業態について全然知りませんでした。

「デイサービス ラスベガス」は、レクリエーションメニューに麻雀やパチンコ、スロット、カードゲーム、カラオケなど、従来の通所介護施設にはなかったゲームを採り入れているのが特徴です。施設の内装をカジノ風にしたり、スタッフが接客にふさわしいユニフォームを着用するなど、見た目には従来の介護施設と大きな違いがありますが、機能訓練を行ったり、入浴や食事をしたりと、利用者の方にとって必要なプログラムが揃っているという点では従来の施設と同じです。

訪問介護に携わっていた頃、「デイサービスに行きたくない」と言う高齢者の方々の姿をさんざん見てきました。行っても興味があること、面白いことが何もなくて、1日滞在するのが苦痛だからです。「デイサービス ラスベガス」のレクリエーションのプログラムは確かに斬新ですが、利用者の方が楽しめるなら、今までの通所介護施設とはまったく違う施設があってもいいな、と思っています。

私自身はもともと、新しいことをやってみるのが好きなので、麻雀やパチンコを施設内で初めて体験し、遊び方やルールを覚えることにまったく抵抗を感じませんでした。そんなことより、利用者の方が「嫌だなあ」と思いながら1日を過ごすより、好きなことをやって楽しく過ごせるほうがいいに決まっています。

ある程度の年齢を超えると、何か新しいことを始めるチャンスというのはなくなってきます。施設見学にいらっしゃる方たちは、例えば麻雀なら多少経験のある方もいらっしゃいますが、カードゲームに至っては未経験の方が圧倒的に多いのです。そうした方たちに「試しにやってみませんか？」とお声掛けすると、それがきっかけになって新しい楽しみを見つけてくださることもあります。

現在は足立店と都筑店の2店舗を兼務しています。店舗によって利用者の方の雰囲気が違っていて、足立店にはチャキチャキした江戸っ子タイプの方が多く、都筑店はおっとりしたタイプの方が多くて、それぞれに接客の楽しさがあります。

各店舗で、スタッフもカードディーラーの役目に就くなど、利用者の方々と一緒にゲームに参加するので、皆様を見守りながら楽しく会話できます。1人暮らしの方などは、人と話すのが楽しくて通ってきてくださる場合もあります。

利用者の方々は皆様、人生の大先輩ばかりです。これまでの人生のお話をいろいろ聞かせていただけるのが、この仕事の大きな魅力です。

また、皆様が帰り際、「楽しかった。またぜひここに来たい」「また来るから待っててね」といった言葉を掛けてくださるのが、仕事をしていて一番嬉しい瞬間です。

ACA Next は会社規模が安定していることもあり、一般的な事業所とくらべ様々な研修制度やステップアップ出来る環境が整備されていて、日々働きやすさを感じています。週2日はしっかり休めますし、他の介護施設スタッフの平均に比べて、給与もいいと思います。

スタッフの中には、お子さんを育てながら仕事をしているお母さんもいますが、子どもの保育園や学校の行事には有給休暇を取って出席するなど、会社の制度を活用しながら頑張っています。そうしたことが当たり前にできる環境です。

とにかく毎日、楽しく仕事を続けていきたい。私自身はそうした思いで毎日働いています。当社でなら、ずっと楽しく仕事を続けていけると心から思っています。